何かアイディアがあっても形にするのって難しいですよね!
「めっちゃいい案思いついた」と思ってもそれをどうやって実物に落とし込むかはイメージができない人多いと思います。
特に学生時代、工業について学んでいない方にとってはどのように実現できるかが分かりません。
この課題を解決したいと考えている方にピッタリの人物に今回インタビューすることができました!
巴波重工(うずまじゅうこう)のyasuさんという、ものづくりをライフワークにしている方です。
お友達と一緒に部屋を借り工房にしていて、自分で開発、製作、組立を行っています。
企業はもちろん、個人の方からの依頼もお仕事として請け負って下さるそうなので興味ある方は問合わせしましょう。
巴波重工(うずまじゅうこう)さんの代表yasuさんプロフィール
代表者 | yasu |
学歴 | 国立大学院工学部修士卒業 |
職歴 | 大手機械メーカー設計職→中小機械メーカー設計職 |
年齢 | アラサー |
趣味 | ものづくり(空気砲の作成) |
yasuさんは子供の頃からものづくりに関心があり、大学も工学部の機械関係の学科を卒業されています。
大学時代は研究、趣味であるエグゾーストキヤノン(空気砲)の作成にほとんどの時間を費やされていたそうです。
めっちゃ高学歴でものづくりが大好き人間なのか!
巴波重工さんの実績
エグゾーストキャノンに開発、製作
yasuさんのメイン工作物はエグゾーストキヤノン、いわゆる空気砲です。
「空気砲」といっても、これはエアコンプレッサーを動力源とする本物の空気砲!
鋼管製エアチャンバーとジュラルミン製バルブユニットからなり、内部に蓄積した圧縮空気を数ミリ秒の間で瞬間的に射出する本気の流体機械です。
こちらが実際にyasuさんが開発、設計、製作全て自分一人で作られたエグゾーストキヤノンです。
めちゃくちゃカッコいい!
子供だましのおもちゃではなく兵器だ!
2008年のyasuさんが中学校を卒業した春休みの時に作り始めたそうです(2022年で製作歴14年)。
その時から現在まで何台も製作されています。
同じものを作り続けているのではなく日々アップデートをしているのを見ると技術者の信念が見られますよね。
詳しい内容と製作記録は巴波重工さんのホームページで見ることができます。
部品は全て自作をされていて大学時代は研究室、現在は友人と借りた部屋を改造した工房で日々製作しています。
そんな巴波重工の最新作はこの「エグゾーストパイルバンカー」
圧縮空気を動力源とし、超高速で駆動する本物のパイルバンカーです。
本の出版
2021年には今までの製作物や製作記録をまとめた本を友人の方と一緒に出版させています。
よくある「子供たちに楽しんでもらおう」といった趣旨の本ではなく、「技術者達の本気」を見ることができる本です。
yasuさんの出版に対する思いとして自身のホームページで以下のように話されています。
この本の記事に込めたのは、記事の通りに手を動かして、記事中の物を作って欲しいということではなく、記事中のアリエナイ工作の数々が提示する「科学、工学の可能性」を直感し、そしてその分野に興味を持つきっかけになってほしいということ。そしてゆくゆくはこの世界を科学、工学でより良くしていく新たな技術者を生むきっかけになってほしいという壮大な願いです。
現役の技術者が本気でものづくりをしたらこんな事ができるよと教えてくれる本だね!
デザイン、設計、加工、組立までを依頼できる
巴波重工さんがオススメ人
巴波重工さんにものづくりを依頼したいと考えている人に特にオススメな人たちは以下のような方です。
- アイディアはあるけど作り方が分からない人
- かっこいい機械デザインを探している人
例えばアイディアはたくさんあるけどどうやって形にしたらいいか分からないユーチューバーの方やイベント用の目を引くカッコいいデザインを探している方にはぴったりです。
デザイン、開発、製作を一括で依頼できる
巴波重工さんの魅力はデザイン、開発、製作を一括で請け負ってくれるところです。
さらにこれら全てをyasuさんが一人で行ってくれます。(※ただし大きさや納期によっては製作は外注)
この一人でものづくりをしてくれる会社さんは少ないです。
一人ものづくり会社に依頼する利点としてはこのようなものがあります
- 細かなオーダーにも素早く対応してくれる
- デザインや試作からの細かい修正に対応できる
- 発注者さんの悩みを理解しそれの回答を多く持っている
短納期や大物にも対応可能(外注も使用しているので)
巴波重工さんでは短納期や大物装置や部品にも対応が可能です。
部品加工会社とのコネクションを持っているのでそちらに依頼し、特急で加工してもらうこともできるからです。
また巴波重工さんでは加工できない大物部品も外注加工会社さんで製作し納めることができます。
巴波重工さん工房紹介
立ち並ぶ工作機械の数々
巴波重工さんの工房を見学させてもらったよ!
巴波重工さんの工房10畳程の大きさに工作機械と道具が山ほど置いてありました。
- 小型旋盤
- 小型フライス盤
- ボール盤
- 溶接機
- コンプレッサー
金額にしたら500万円以上は合計でしていたと思います。
まさにライフワークとしてものづくりをしているのが伝わってきました。
個人でこれだけすごい設備を保有している人っていないよね!
ものづくりが本当に好きなんだろうな!
yasuさんのもの作りに対する想い
yasuさんに工房を見学させて頂き、彼のものづくりに対する情熱や愛を感じました。
本業でも機械設計のお仕事をされていてその中で苦悩や悩みも多く聞きました。
そんな中でも日々仕事が終われば工房に行き工作機械を動かしてものづくりをしている姿はとてもカッコいいです。
技術を愛し、日々成長しようとしている技術者だなと筆者も同じ機械設計者として感心せざるを得ませんでした。
お金のためではなく人類の発展を願っているようにも感じました。
人として信頼できると感じたので今回こちらの記事で紹介させて頂きました。
問い合わせ方法
巴波重工さんにお仕事の依頼やものづくりに関する相談があればこちらからご連絡下さい。