【実体験】技術士第一次試験、機械部門に合格するための勉強方法

この記事は技術士一次試験機械部門を受験する方向けに私が実践した勉強方法をお伝えします。

私は2021年に受験をし自己採点で合格点をとることができました。(2022年1月現在合格発表はまだなため)

勉強が苦手な私でも合格点をとることができましたので同じように勉強すれば合格点をとることができると思います。

目次

参考書で勉強する前に過去問を解いてみた

私が技術士一次試験を受験すると決めた後に過去問をまずは解いてみました。

参考書を使って勉強する方法も考えましたがまずは今の自分の力でどれくらい正解することができるかを知ることが大切だからと考えたためです。

結果は全く解くことができませんでした。

技術士一次試験の専門科目では35問出題され、その内の25問を選択します。

私は35問中1問か2問しか正解することができませんした。

多くの問題は全く解き方の見当もつかなかったです。

こういった状態から試験勉強をスタートさせました。

「機械部門」合格への厳選100問をやった

過去問で全く問題を解けなかった私は次に「機械部門」合格への厳選100問という書籍で勉強を始めました。

この書籍を選んだ理由はアマゾンでの評価が高く、実際に書店で読んでみた時に分かりやすいと感じたからです。

私はこの本に掲載されている例題と練習問題をひたすら解いていきました。

しかしやみくもに1ページ目から最後のページまで解くのではなく分野ごとに分けて勉強しました。

技術士一次試験機械部門の場合は次の5つに分野が分かれています。

  • 材料力学
  • 機械工学
  • 制御
  • 熱力学
  • 流体力学

私は材料力学が一番得意だったのでまずは材料力学だけ完璧にできるようにテキストの材料力学の範囲だけを繰り返しできるまで勉強しました。

私のやり方のように1つの分野を完璧にしてから次の分野の勉強をした方が効率はよいと思います。

勉強する分野は自分の得意な分野や好きな分野からでよいとは思いますが可能であるなら材料力学から勉強した方がよいです。

なぜなら材料力学は毎年10問程度出題され、他の分野よりも出題数が多いからです。

他の分野は年によっても変わりますが6問程度です。

また材料力学は機械工学でも使いますし、技術士一次試験の基礎科目でもよく出題されているので、得意な科目がない方やどの分野から勉強してもいいと思っている方は材料力学から勉強を始めてみましょう。

「機械部門」合格への厳選100問の使い方についてはこの記事にも詳しく書いています。

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過去問を再び解いた

「機械部門」合格への厳選100問を勉強した後に再び過去問を解いてみました。

当たり前ですが最初に過去問を解いた時より「機械部門」合格への厳選100問で勉強した後の方がはるかに正解する割合が増えました。

また正解はできなくても「機械部門」合格への厳選100問で似たような問題があったなと思える問題も多かったです。

この時点で私の勉強方法は間違っていなかったのだと少し自信を持つ事ができました。

しかし過去問が完璧に解けるレベルまでにはなっておらず解き方が全く分からない問題もありました。

解き方が分からない問題はどこにも解説がのっていなかったのでどうすればよいか困っていました。

「技術士のたまご」に詳しい解説がのっている!

過去問で解き方が全く分からない問題で困っていた私でしたがとても役に立つサイトを見つけることができました。

それが「技術士のたまご」というサイトです。

このサイトは現役の技術士の方製作されているサイトで技術士一次試験の過去問数年分を無料で解説してくれています。

解くためのポイントが分かりやすく書かれており、実際に管理者の方が手書きで解いたノートも公表しているのが分かりやすいポイントの1つです。

私は「技術士のたまご」を使って自分が過去問でできなかった問題をひたすら解いてできるようにしていきました。

スプレッドシートで記録をつけた

「機械部門」合格への厳選100問と「技術士のたまご」を使って過去問ができるようにはなってきましたが全ての問題を解くことができるようになったわけではありませんでした。

勉強をやっている内に自分がどんな問題はできて、できない問題がどれかを何となくはイメージできるようになってきましたが何も記録もつけていなかったので「自分のできる・できない」が曖昧になっている状態でした。

そのため私はスプレッドシートで学習の記録をつけることにしました。

スプレッドシートはグーグルが提供している表計算ソフトです。

Excelとほぼ同じ機能と思ってもらえたらOKです。

Excelと違う点はスプレッドシートの場合はファイルの保存がクラウド上にあるのがデフォルトなのでネット環境さえあれば自宅でも職場でも学校からでも、そしてどんなスマホ、タブレット、PCどんな端末からでもアクセスできる点です。

スプレッドシートについて詳しく知りたい方はこちらのページを見てみて下さい。

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私はスプレッドシートに分野(単元)、内容に問題を分類し、自分のできる・できないを記入していきました。

技術士補勉強方法

さらに問題を解くためのポイント・解き方がのっているサイト(技術士のたまご)のリンクを張り付け、いつでもどこでも勉強できるようにしました。

このスプレッドシートを見たら自分がどの問題ができて、どの問題ができないかを一目で把握することができ、苦手な問題を繰り返し学習しやすくなりました。

技術士一次試験を受験する方はスプレッドシートでなくても良いですが、自分の学習の記録を付けておいた方が効率よく勉強できると思います。

分からない問題はツイッターで聞いた

過去問をやっていて分からない問題、参考書の解説を読んでも分からないことが何度も起こりました。

そんな時、私はツイッターで分からないことをツイートしフォローワーの方に教えてもらいました。

私はドラフターという名前でツイッターをやっていて当時フォローワーの方が1000名を超えていたので分からない問題をつぶやくと反応をもらうことができました。

そして親切な方は丁寧に教えてくれ大変助かりました。

今でも私に問題の解き方を教えてくれた方や参考書の解説をしてくれた方にはとても感謝しています。

もしツイッターアカウントのお持ちの方は恥ずかしからず、分からない事についてツイートしてみましょう。

アカウントをお持ちでない方はすぐにでもアカウントを作ってみましょう。

3分あればツイッターアカウントは作ることができます。

私のツイッターアカウントはこちらから見ることができるので興味ある方はのぞいてみて下さい。

分からない事をツイッターでつぶやく時はハッシュタグをつけるのがオススメ

もしツイッターで分からない問題を聞く時はハッシュタグ(#)をつけて投稿した方がよいです。

なぜならばハッシュタグをつけることにより技術士一次試験を受験する方や過去に受験した経験がある方と仲が良くなりやすく、そこから有益な情報がさらに入ってくる可能性があるからです。

ちなみに私は以下のようなハッシュタグをつけてツイートしていました。

  • #技術士第一次試験
  • #技術士一次試験
  • #技術士補

せっかくツイートするのであれば沢山の方に見てもらえた方がリプライをもらえる可能性が上がりますのでぜひ実践してみて下さい。

勉強時間が足りなかったので熱力学分野は捨てた

私は社会人で働きながら技術士一次試験の勉強を進めていました。

試験勉強は仕事の昼休み、平日仕事を終えてから、土日にやっていました。

そのため合格に必要な勉強時間を確保することが難しく、試験1か月前になっても熱力学分野に手をつけられていませんでした。

(もっと計画的に勉強をすればよかったのですが…)

私は復習をするか、熱力学分野に手を出すか迷いましたが復習を完璧にして、合格点を目指しました。

技術士一次試験の専門科目は35問中25問の選択式でそのうちの13問正解すれば合格の試験です。

熱力学分野は出題数が6~7問なので熱力学が全くできなくても合格することが可能と思いました。

下手に熱力学分野を勉強して他の分野で点数を落とすくらいだったら熱力学を捨てて、他の分野を完璧にした方が効率がいいぞと考えました。

この執筆をしている2021年12月時点では試験の合否は発表されていませんが自己採点で25問中18問正解できたので復習に時間を掛けて良かったと思っています。

熱力学分野をやっていなくても合格点は取ることができます

しかし当たり前の事ですが、まんべんなくどの分野も勉強した方が合格の確率が高いので勉強計画を立てて地道に勉強した方がよいです。

勉強時間が足りなくても材料力学分野は捨てるな

私のように勉強時間を確保できず、どの分野を捨てるしかないと考えている方も絶対に捨ててはいけない分野があります。

それが材料力学です。

なぜなら材料力学は毎年10問程度出題されるからです。

他の分野は5問から6問の出題なので材料力学は他分野に比べて2倍出題されます。

そのため材料力学を全問落とすと合格が非常に厳しくなるので材料力学は必ず勉強しておきましょう。

逆にどの分野から勉強しようかなと迷っている方は材料力学から勉強するのがオススメです。

過去問を解くための解説リンク集

私が技術士一次試験の過去問を解くために参考にさせて頂いたサイトを紹介します。

「技術士のたまご」

技術士のたまごは過去数年分の過去問について解説が掲載されています。

解くためのポイントが分かりやすく書かれており、実際に管理者の方が手書きで解いたノートも載せてくれていて大変分かりやすいです。

「技術士春山さんのホームページ」

現役の技術士である春山さんが過去問の解説をしてくれています。

無料で見ることもできますが有料で過去問解答とポイント資料のPDFを販売されています。

私も購入しとても役に立ちました。

問題の解き方も参考になりましたが問題の難易度をランク付けしてくれて、「この問題は難しいから飛ばそう」という判断を自分ですることができます。

技術士一次試験の問題の中にはとても難しくほとんどの受験者が解けない問題もあります。

そういった問題が毎年1,2問はあるので過去問で勉強していて難易度が高い問題に当たった時は飛ばす方がよいです。

春山さんのポイント資料には問題の難易度が入っているので「問題を飛ばす・飛ばさない」の目安になります。

技術士一次試験関連記事の紹介

技術士一次試験を受験し合格するまでのプロセスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

  • そもそも技術士って何?
  • 技術士一次試験を受けるメリットってあるの?
  • 勉強方法について困っている

こういった悩みを解決できる記事はこちらに用意しています。

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