・転職活動が初めてで何からやっていいか分からない方
・機械設計者、生産技術者、サービスエンジニア、電気設計者になりたい方
[/box04]転職活動を始めてみたいけど何からやっていいか分からないという方は多いんではないでしょうか?
高専や大学の工学部からエンジニアになった方であれば新卒時は学校の求人から探して入社したという場合が多いです。
そのため「自分で働く会社を探して、決める」という作業が初めての経験の方も多いです。
そういった方達に向けてこの記事ではエンジニア、またはエンジニアになりたい方に向けた転職活動のやり方を解説していきます。
転職活動をする際は以下の10ステップを順に進めていく方法が良いです。
面倒くさいと思った方もいるでしょうがこのステップを進める事によって転職活動を成功させる確率を上げる事ができます。
「転職活動を成功させたい」、「まずは何から手を付けていいか分からない」という方はこの記事を読んでみて下さい。
まずは転職エージェントに登録する
転職するための方法をネットで検索するとまずやるべき事は次の2つの事が多いです。
- 転職目的の明確化
- 自己分析
これでも悪くはないですが私がおすすめする方法はまず転職エージェントに登録することです。
転職エージェントとは、転職を検討している方と採用を考えている企業の間に立って、転職成功を支援するサービスです。
求人の紹介や面談の調整など面倒な作業を作業をサポートしてくれるサービスです。
例えば大手転職エージェントであればdodaさんがあります。
そもそも”転職エージェントって何?”、”転職エージェントに登録するのが不安”という方はこちらの記事をまずは読んでみて下さい。
[box06 title=”あわせて読みたい”]初めての転職エージェント登録が不安な方への回答ページ [/box06]転職活動を始める時に転職エージェントに登録する理由は2つあります。
- 転職活動を効率よく行うため
- エージェントサイトにはツールやノウハウがたくさんあるから
転職活動を効率よく行うため
まず1つ目の理由が転職活動を効率よく行うためです。
機械や電気のエンジニアであれば多くの方はお仕事が多忙で転職活動に充てられる時間が少ないはずです。
エンジニアの仕事は常に残業ありきと考えられている職場が多いです。
更に突発的な受注や年度末、転職者が出た時のリカバリー業務等で常に忙しいのに更に忙しくなる時があります。
私も機械設計者として働いていますが3週間休みがない時や月の残業時間が90時間を超えた事がありました。
詳しくはこちらの記事で書いています。
[box06 title=”あわせて読みたい”]月の残機時間が90時間を超えてうつになりかけた[/box06]多くのエンジニアが私と同じように多忙な日々を送っているはずです。
忙しい中で転職活動を進めていくには効率的な転職活動が求めらます。
その助けをしてくれるのが転職エージェントです。
彼らは以下のサポートを全て無料でやってくれます。
- 自己分析
- 履歴書、職務経歴書の作成
- 転職先企業を探す
- 面接練習
- 給与交渉
これらを全て自分一人でやろうと思ったら現在の仕事を休む必要があるくらい大変です。
もし現在会社で働いておらず休職中の方であれば転職エージェントを利用する必要はないかもしれません。
しかし現在もお仕事中の方であれば転職エージェントを利用した方が効率よく転職活動を進める事ができます。
エージェントサイトにはツールやノウハウがたくさんある
転職エージェントに登録する2つ目の理由はエージェントサイトには転職活動を成功させるためのツールやノウハウがたくさん掲載されているからです。
転職活動を学校や会社で習う人はいません。
初めてや数回程度の経験しかありません。
言わば転職初心者です。
初心者であれば転職のプロからやり方を教わるのが最も効率的です。
転職エージェントのサイトには転職を成功させるためのツールやノウハウがたくさん載っています。
例えばDODAdodaさんのサイトには自己分析ツール(キャリアタイプ診断)や転職ノウハウがあります。
出典:doda
転職ノウハウは会員登録をせずに無料で見る事ができます。
自己分析ツールについては会員登録後、無料で受ける事ができます。
このようなツールやサービスが転職エージェントサイトにはのっています。
これらを使ってみたり、見ているだけでも転職活動へのモチベーションが高まります。
まずは転職活動の第一歩として転職エージェントに登録してみる事をおすすめします。
[box06 title=”あわせて読みたい”]【2021年】技術系職種、業界にオススメの転職エージェント一覧【技術系の転職者必見】2個目に登録しておきたいオススメ転職エージェント
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自分の転職目的と目標を明確にする
転職エージェントに登録したら次にやる事は転職の目的と目標を明確にする事です。
転職活動はだらだらとやっていても意味がありません。
明確な目的や目標を持たずに転職サイトの求人を眺めているだけでは自分の人生にとってもマイナスな事が多いです。
求人を見ているとどうしても自分の今の仕事や職場と比べてしまいます。
中小機械メーカーで機械設計の仕事をしている私も求人を見ては「この会社だったらもっと人生楽しくなるかなぁ」とぼんやりと思ってしまう事があります。
そこから行動に移せばいいのですが求人を見た後に何も行動を起こさなければ他の会社の求人票に書かれている良い面ばかりを羨ましがり、自分の会社や仕事の嫌な面を考えるようになります。
そうすると今の会社に行く事が辛くなり仕事が嫌になってしまいます。
ですのでなんとなくの転職活動は自分の仕事が嫌いになってしまうのでやめましょう。
では具体的な目標設定の良い例を紹介します。
- 結婚するから必ず年収500万円以上を稼げる会社で働く
- 子供との時間を作るため残業時間が少ない会社で働く
- 地元に戻って生活したので地元で働ける会社を見つける
- 今の仕事内容はエンジニアとしてのやりがいがないので年収が下がっても自分が楽しいと思える仕事を見つける
- 現在の会社、仕事に満足はしているがもし会社が潰れた時に自分が他の会社でもやっていけるかを転職活動を通じで見てみる
- 副業がOKな会社で働きたい
次に悪い例としてこのような考え方の転職活動は大変危険です。
- 会社の同僚や友達が始めたから
- 職場の上司がなんとなく嫌いだから
明確な動機もなく転職活動をすると先程も伝えたように自分が今働いている会社の悪い面ばかりが見えてしまいます。
転職サイトや転職エージェントが持ってくる求人にネガティブな事は書いていないのでそれらの会社がものすごく魅力的に映ってしまいます。
そのため「求人ばかりを会社への通勤時間や帰宅後にながめては今の仕事が憂鬱になる」という人生にとってマイナスになる事が多くなるでしょう。
こういった心理状態に陥らないようにするためにも自分の中で転職活動に対する明確な目標を立ててみましょう。
転職活動のスケジュールを立てる
転職活動に対する明確な目標を決めたら次はスケジュールを立てていきます。
もし自分が設定した目標が今の会社ではなく別の会社で働く場合は一般的に3~4ヵ月で転職活動を終了させるのが良いと言われています。
そのために自分が「いつ」までに「何」をすればいいかを具体化していきます。
また転職活動の目標が「別の会社への転職」ではなく「他の会社や仕事を自分ができるかを聞いてみたい」と言う場合でもスケジュールは立てましょう。
転職が目標でない場合は履歴書、職務経歴書の作成やエージェントの面談が面倒になりがちです。
そういった作業をやらないと「他の会社や仕事を見て自分でもできるのかを試してみたい」という確認ができません。
なぜならば履歴書、職務経歴書がなければ会社や転職エージェントははあたなが「どんな人物」であるのかを確認しようがないからです。
そのためどんなに面倒でも「履歴書」、「職務経歴書」は転職活動をする上では必須と考え「いつ」までに作るかを決めましょう。
自己分析をする
転職ではあなたが「何をこれまでにやってきて」「何が転職先の会社できるのか」を見られます。
エンジニアの転職は尚更がこれが大切になります。
知識やスキルがない人はなかなか採用されません。
なぜならエンジニアは会社の商品やサービスを作りお金を生み出してくれる存在になる必要があるからです。
機械設計者や電気設計者であれば図面やプログラムを書く事で会社は商品を作る事ができます。
サービスエンジニアであれば機械を修理する事ができるから会社は取引先からお金を受け取る事ができるのです。
そのためにエンジニアに求められる事は「スキル」です。
そして自分の持っている「スキル」を転職先の企業へ伝えられなければいけません。
そのために自己分析をしっかりとやり自分の持っている「スキル」を掘り出す作業をしていく必要があるのです。
そうは言っても自己分析をやれと言われてもどうやってやったらいいか分からない人が多いのではないでしょうか。
エンジニアの自己分析は以下の流れでやってみると上手くいきます。
- 今までの経験
- 自分がこれから何をやりたいのか
- 何ができるのか
- 何を求められているのか
これらをノートやパソコンのメモに書いていきます。
しかし漠然としたテーマでもあるので書くのが難しい人もいるでしょう。
もし自分だけで考えるのは難しいと思った方は世の中にでている自己分析ツールを使ってみるのがよいです。
「自己分析ツール」と検索すれば転職用でもそれ以外でも沢山のツールが見つかります。
また転職サイトのリクナビNextには自分の強みを見つける事ができるグッドポイント診断という自己分析ツールが用意されています。
[box06 title=”ツール”]リクナビNEXT グッドポイント診断[/box06]「自分の強みなんて見つからないよ」という方でもこのツールを使うとそのヒントになる事をたくさん発見することができます。
登録すれば無料で使う事ができますので興味がある方は使ってみましょう。
転職先候補を多く探す
自己分析まで終わったら、具体的に転職先候補になる会社を探していきます。
この時に大切な事は「とにかくたくさんの会社を見ていく事」です。
自分の転職活動における目標が達成できるような会社を見つけその会社から内定をもらい更に希望の条件で入社する事は簡単ではありません。
- 書類選考がそもそも通らない
- 面接までいったのに緊張で失敗してしまった
- 面接は好感触だったのに他の受験者に内定を奪われた
- 内定はもらったが年収の条件が合わなかった
こういった事が転職活動を進めていると何回も遭遇します。
その時に他に候補となる会社がたくさんあればある程、失敗に対して落ち込まずに次の行動に移すことができます。
そのためにもこの段階でたくさんの会社の求人やエージェントから会社を紹介してもらっておきましょう。
転職先候補の会社を探す方法は主に4つあります。
- 転職エージェントに紹介してもらう
- 転職サイトから直接応募する
- ハローワークから応募する
- 会社のホームページから直接応募する
転職エージェントに紹介してもらう
機械エンジニアや電気エンジニアが転職先を探す時に一番楽なのが転職エージェントに自分に合った求人を紹介してもらう事です。
なぜ楽なのかと言えば「自分で探す必要がない」からです。
自分に合った求人を転職のプロであるエージェントが全て無料で探してくれるのが転職エージェントの良いところです。
なぜ無料で利用できるのかと言うと、転職エージェント経由で転職を成功させた場合、転職先の会社から転職した人の年収の30%程度を支払ってもらえるからです。
そのために転職する人達は全て無料で転職エージェントのサービスを受ける事ができるのです。
転職エージェントでよく紹介されているのがdodaさんです。
私もこちらのサービスに登録していて、何度かエージェントの方ともお話しをしました。
しっかりとお話を聞いてくれて私がどんな働き方をしたいのかを詳しく深堀して頂けました。
ネットで検索すると賛否両論でていますが私は登録しておいた方がよいと思います。
JACリクルートメントもエンジニアの転職サービスとして人気が高いです。
私と同じ機械設計者であるリヴィさんも自身のブログでJACリクルートメントを推しています。
[box06 title=”あわせて読みたい”]【機械設計向け】おすすめの転職エージェントとその特徴を解説[/box06]
その他転職エージェントのサービスはたくさんあります。
転職先の候補は多ければ多いほど良いので時間に余裕がある限りなるべく多くのサービスに登録しておく方が良いです。
転職サイトから自分で見つける
もし転職エージェントを使わずに転職する場合には転職サイトから自分で求人を見つけて応募するのが良いでしょう。
転職エージェントと転職サイトの違い
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
公開求人以外にも非公開求人が多数ある | 求人数 | 多いが非公開求人はない |
面接日程、給料交渉、入社時期をアドバイザーがしてくれる | 転職先企業との調整 | すべて自分でやる必要がある |
エージェントが企業にアピールしてくれる場合もあり高い | 転職成功率 | 自分のこれまでのキャリアや実力次第 |
転職しなくても自分のキャリアに無料で相談できる | キャリア相談 | できない |
エージェントが模擬面接をやってくれてアドバイスもくれる | 面接対策 | 自分でやる必要がある |
アドバイザーとの面談をする必要があるので気軽ではない | 気楽さ | 自分のペースで進める事ができる |
転職エージェントは主にエージェントが求人を見つけてくれますが転職サイトの場合は自分で転職先の会社を見つける必要があります。
転職活動のための時間をなかなかとる事ができない機械、電気エンジニアにおすすめなのは転職エージェントを使う方法です。
しかし自分のペースで転職活動を進めていきたいという方がいれば転職サイトに登録をして自分で求人を探してみるのも良いでしょう。
転職先の候補を探す場合、転職エージェントの方が圧倒的に良いです。
なぜなら転職エージェントには非公開の求人があるからです。
機械、電気エンジニアの転職先候補となるメーカー、研究所、設計事務所は秘密情報やプロジェクトを扱っている事が多く世の中に求人内容の詳しい情報を出す事ができないからです。
ハローワークで見つける
ハローワークとは
厚生労働省が運営する職業紹介機関です。正式には「公共職業安定所(職安)」と言います。
利用者である私たちが無料である事は転職エージェントや転職サイトとは変わりません。
唯一違う点は企業の求人登録が無料な点です。
そのためどんな会社でも無料で求人を出す事ができます。
機械、電気エンジニアが転職する際にハローワークを使う事はおすすめしません。
なぜならハローワークに来ている求人は質が低い事が多いからです。
- 給料が少ない
- 年間休日数が少ない
こういった求人が多く、転職エージェントが紹介する求人と比べると質が下がってしまいます。
どうしても転職エージェントは使えない、使いたくないという方以外はハローワーク経由での転職活動はおすすめできません。
会社のホームページから探す
会社のホームページからエンジニアの転職先候補を探すのは一般的ではありません。
しかし誰もやらないからこそやってみる価値は十分にある方法です。
現在はどの企業も自社のホームページを持っておりそちらに採用情報が載っている会社が多いです。
そちらに中途採用もしくはキャリア採用という情報があればその会社は人を募集している事になります。
また現在は募集情報がなくてもホームページに載せていないだけで実はエンジニアを募集している場合もあります。
中小企業やベンチャー企業はホームページ作成に人も時間も割く事ができないため情報が古い事が多々あります。
どうしてもその会社に入社したいと思えば思い切って連絡してみても良いでしょう。
応募書類を作成する
転職活動に必要な書類は次の2つです。
- 履歴書
- 職務経歴書
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書 | 職務経歴書 | |
---|---|---|
あなたのプロフィールを確認するもの | 目的 | あなたが何をできるかを伝えるもの |
氏名、連絡先、年齢、学歴、職歴、資格 | 内容 | これまでの業務経験、保有スキル、自己PR |
定型フォーマット1枚 | 文量 | A4サイズ2枚 |
履歴書と職務経歴書どちらも大切ですが特に職務経歴書は書類選考の合否を大幅に左右するものです。
エンジニアの転職であればその人が保有しているスキルが転職先の会社で生かす事ができるかを見られています。
そのため闇雲に自分が持っているスキルや知識を一方的に会社に押しつけても意味がありません。
まずは転職先の会社がどんな人物、スキルを持っている人を欲しているのかをよく調べましょう。
もし転職エージェントを介している場合はエージェントからアドバイスがあるとは思いますがない場合は自分から聞いてみましょう。
その上で転職先の会社に対して自分が「どんなスキル」を提供できるのかを職務経歴書に落とし込んでいきます。
もし書き方が分からなかったり、書いている途中で自分が言いたい事が書けてないなと思ったら転職エージェントに相談しましょう。
自分にあった求人にたくさん応募する
応募したい企業が決まり、履歴書と職務経歴書を作成したら次は実際に応募する事になります。
この時に大切にな事は「自分に合った会社に可能な限り応募」する事です。
求人票やエージェントからの話を聞いただけでは自分に本当にあっている会社かどうかを見分ける事は不可能です。
転職経験がある方や転職経験がなくてもバイトや新卒で就職活動をする時に「応募してみたけど面接や会社見学に行ったら自分が思っていた会社ではないな」と感じた経験は誰しもが持っているはずです。
それは転職活動でも一緒です。
だからこそ可能な限り自分に合いそうだなと思った会社は応募するようにします。
面接、会社訪問、給料交渉でこちらからお断りする場合もありますし会社側からお断りされる場合もあります。
そういった場合に落ち込まずに次に進むために多くの会社に応募しておきましょう。
面接を突破する
書類選考を突破したら転職の最大の関門である面接に挑む事になります。
エンジニアの中には面接を苦手にしている方が多くいます。
- どうしても緊張して手や声が震えてしまう
- 考えてきた言葉がなかなか出てこない
- 質問に対して瞬時に答える事ができない
普段の仕事において喋るよりも黙々と作業をしている事が多いので面接の場では言葉が上手くでてこないという方が多いと思います。
そういった方達もしっかりとした準備と反復練習をする事で緊張せずに自分の事を相手に伝えることができるようになります。
エンジニアの面接でポイントなるのは次の3つです。
- 社会人としてのマナーを持っているか
- 相手からの質問に適切に回答できるか
- 失敗を次に生かせるか
社会人としてのマナーを持っているか
機械や電気のエンジニアの場合、営業職や事務系の仕事に比べると社会人としてのマナーを持っていない人が多いです。
- 清潔感のある服装と見た目
- 相手の目を見て話す
- ハッキリとした声で伝える
こういった当たり前の事ができない、もしくは自分ではできていると思い込んでいるだけで客観的に見るとできていないという方は多いです。
社会人としてのマナーができているかどうかは自分で判断する事が難しいので第三者に見てもらいましょう。
転職エージェントであれば面接の模擬練習をやってもらえ、できているかどうかのチェックもしてもらう事ができるので利用してみましょう。
相手からの質問に適切に回答できるか
転職時の面接において相手からの質問に適切に回答できるどうかはとても大切です。
即戦力を期待されているエンジニアの中途採用の場合は特に重要視されています。
面接において聞かれる事は「自己PR」、「転職理由」、「志望動機」といった一般的な質問の他に「エンジニア特有の技術的な内容」も質問されます。
これらの質問をする理由は「あなたがこの会社で活躍できるかどうか」を見極めるためです。
そのため、ありのままの自分を伝えるのではなく面接官が「この人はうちで働いていけるだろう」と判断されるように回答していかなければいけません。
返答内容はもちろんですが喋り方、声の大きさ、姿勢も見られています。
何度も練習をしてスラスラ語れるようにしておきましょう。
スラスラ語れるようになるためにはまずは想定される質問内容を作りその回答を埋めていく事から始めます。
回答が埋まったらそれを言葉に出しながら覚えていき、スラスラと言えるようになるまで繰り返し練習しましょう。
失敗を次に生かす
面接で落とされてしまう経験が転職活動をしている上では絶対にある事です。
その時に大切な事はいちいち落ち込まずに何が悪かったのかを振り返りそれを次に生かす事です。
もし面接が転職エージェント経由で実施された場合、落ちた理由を教えてくれる場合があります。
- 受け答えがもたついていた
- 必要としているスキルを持っていないと判断した
- 年収面で厳しい
- 他の方を採用した
もし自分が改善しないといけない原因があるとすれば次の面接に生かしましょう。
内定を承諾するか決める
面接を突破し内定をもらう事ができたらその会社に入社するかどうかを決めます。
この時に必ず給与、入社日、労働時間などの条件を確認しておきましょう。
実際に入社してから条件が求人票と異なっていたというケースもあるからです。
私の友人の機械設計者は採用時には年収を600万円と提示されていたにも関わらず実際は500万円にも達していなかったそうです。
こういった例もあるので必ず条件は確認しておきましょう。
また内定が出たけど実際に入社するかどうかは迷っているというケースも出てくると思います。
そういった場合は転職活動の最初で行った転職活動の目的と目標を見直す事をおすすめします。
もし内定をもらった転職先に行く事が自分の目的を達成する最善の手段であれば転職しましょう。
しかしそうではない場合は無理に転職する必要はありません。
- 内定をもらった転職先に悪いから
- 今までお世話になった転職エージェントに申し訳がないから
そんな思いになってしまい、ポジティブな気持ちを持たないで転職してします人もいます。
その気持ちは分かりますが会社選びは自分の人生を決める大事な場面です。
他人の事を優先するのではなく自分の気持ちに正直になり決断するようにしましょう。
今の会社を退職する
内定をもらった転職先に入社する事を決めたら最後に現在の会社を退社する事になります。
退職すると決めた後には以下の事を行う必要があります。
- 直属の上司に転職の意志を伝える
- 退社日を上司と決める
- 退職届を提出する
- 仕事の引継ぎを行う
直属の上司に転職の意志を伝える
まずは直属の上司に転職の意志を伝えます。間違っても仲の良い同僚や人事部に話を先にしてはいけません。
直属の上司に報告する理由は会社でのその上司のメンツを潰してしまう恐れがあるからです。
組織で働いているので最後までメンツは大切にした方が何かとメリットが高いです。
特別な理由がない限りはまずは直属の上司に退職の意志を伝えましょう。
退社日を上司と決める
退職の意志を伝えた後は上司と退社日を決めていきます。
まずは会社の就業規則を確認します。
就業規則に退職の申し出は退職を希望する一ヶ月以上前などと規定されています。
就業規則にのっとりながらも自分の抱えている仕事の状況、引継ぎにかかる期間、有給休暇の日数、転職先への入社日を考慮して上司と決めましょう。
一般的な正社員の場合、労働者はいつでも退職を申し出ることができます。
そして会社の承認がなくても、民法の規定により退職の申出をした日から起算して原則として14日を経過したときは、退職となります。
ただし、期間の定めのある雇用、契約社員などの場合は別です。
退職届を提出する
会社の就業規則に退社時の手続きの1つで退職届の提出があります。
そのフォーマットに従い、決められた人物(多くの会社では直属の上司もしくは人事部)に提出しましょう。
仕事の引継ぎを行う
正式に退職届が受理されたら仕事の引継ぎを行っていきます。
エンジニアは現在抱えている案件がある場合がほとんどです。
それを後任の方にスムーズに引き継いでもらうために資料の整理や資料が保存されている場所を関係者全員に連絡しましょう。
私が働いている機械メーカーでも転職はよくあります。
その際に優秀な人ほど引き継ぎのための資料を綺麗に整理されていて後任が楽になる事が多いです。
そういった人達とは「また一緒に仕事をしたいな」と残された人達に思わせてくれます。
まとめ
機械・電気エンジニアが転職活動をすすめるためのやり方を解説していきましたがいかがでしたでしょうか?
やる事が多くて大変だなという印象を受けた方もいると思います。
もういちど転職活動のやり方をまとめておきます。
まだ何も始めていないようという方がいれば転職エージェントに登録する事から始めてみましょう。
私も転職活動をやろうと思った時になかなか腰が上がらずに面倒だなと思いましたが転職エージェントに登録しアドバイザーと喋っている内にだんだんとやる気がでてくるようになりました。
全て無料でできる事なのであまり難しく考えずに登録してみるのも良いかと思います。
皆様が実際に転職する、しないに関わらず素晴らしいエンジニア人生を歩んでい頂ける事を心からお祈りしております。
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