機械設計の仕事がつらいけど、会社を辞めることできない人いませんか?
今でも現役の機械設計者としている私も一時期仕事がつらすぎて毎日会社を辞めたいと思っていました。
機械設計者は真面目で責任感が強い人が多いので自分のことを二の次にしてお客さんのため、会社のために頑張り過ぎてしまいます。
その結果自分の心や身体を壊してしまい仕事ができなくなることがあります。
この記事では機械設計者で心を壊してしまう人の特徴を解説します。
自分がこの特徴に当てはまり仕事がしんどいと思ったらすぐに誰かに相談しましょう。
相談方法についても記事の最後で解説します。
機械設計者で心を壊してしまう人の特徴
真面目過ぎる
心を壊してしまう人で最も多いのが真面目な性格な人です。
機械設計者として「お客様の要望や納期を必ず守るんだ」と責任感を持っている人はつい頑張り過ぎてしまいます。
無茶な要望や短納期を間に合わせようとした結果、心を壊してしまいます。
入社して3年目〜7年目、または昇進して仕事量が爆発的に増えたタイミングで心の病を発症してしまう人が多いです。
自分だけで抱え込んでしまう
仕事を自分だけ抱え込んでしまう人も心の病に陥りやすいです。
「人に頼めない」、「誰かにお願いしたら迷惑を掛けてしまう」と思い込んでしまい、自分1人で仕事を抱え込みます。
そうすると、どんどん仕事が溜まっていき自分だけでは処理できない状態になりさらに精神的に追い込まれてしまいます。
他人から見ると「何で誰かに仕事をお願いできないんだろうと?」と不思議に思うかもしれません。
しかし本人からすると仕事は自分1人でやり切るのものと考えているので他人に頼む事ができません。
プライドが高い男性によく見られる傾向です。
心を壊してしまいやすい職場
上司のパワハラがひどい
パワハラがひどい上司は今でも存在します。
仕事内容について指摘するのは問題ありませんが「人格や尊厳を侵害する言動を繰り返し行う行為」は明らかにパワハラに当たります。
こういった職場では本人はもちろん他の同僚達も精神的苦痛になり、心の不健康につながりやすいです。
残業、休日出勤が当たり前の職場
残業、休日出勤が当たり前になっている職場も精神的にしんどくなりやすい職場です。
残業・休日出勤は「業務が定時内で終わらないからしょうがなくやるもの」であり、日常的にするものではありません。
厚生労働省が発行しているパンフレットには長時間に渡る過重な労働は脳・心臓疾患との関連性が強いという医学的知見がでています。
また月45時間を超えて長くなるほど脳・心臓疾患の発症と業務の関連性が強くなるとされています。
うつになりかけた私の経験談
私は2020年の年末から2021年の初めにかけて、精神的に負荷の高い仕事を長時間やっていたため、うつになりかけました。
当時はたくさんの仕事を抱え、かつ短納期ばかりの仕事を一生懸命こなしていました。
その結果、仕事中は指先が震え、目がかすみ、体はクタクタなはずなのに夜は眠れない日が続きました。
疲れているのに眠れないということ程つらいものはありません。
私は上司や周りのサポートがあったためつらい状況を抜け出すことができました。
たまたま人に恵まれたお陰でうつ状態も改善しましたがもし誰にも相談できる人がいなければずっと苦しみ心を壊していたと思ってます。
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[/box06]心がつらいと思ったらすぐに相談しよう
上司に相談する
仕事が精神的につらいと思ったらまずは直属の上司に相談しましょう。
多くの上司は部下のことを気にしています。
普段素っ気ない態度や部下に関心がないと感じる上司でも心の中では部下のことを常に思い大切にしている人は多いです。
部下から相談を受けて「鬱陶しい」と思うような上司は稀で多くの上司は「自分を頼ってくれて嬉しい」と思うはずです。
もし「俺に相談をしてきて鬱陶しいな」という態度をされたらすぐに職場を移ったほうがいいです。
上司に相談すれば自分の話を聞いてくれ適切なアドバイスをくれるでしょう。
もし職場環境に問題があれば改善する努力をしてくれるはずです。
- 忙しそうだから
- 私には関心がなさそうだから
そんな理由で相談を躊躇しないようにしましょう。
口頭では言いづらい場合やメールやLINE等で「ご相談があるので少しお時間を頂けませんか」と聞いてみましょう。
国に相談する
職場に相談できる人がいない場合や言いだしづらい場合は国の相談窓口で話を聞いてもらうといいでしょう。
相談できる場所を2つ紹介します。
総合労働相談コーナー
1つは「総合労働相談コーナー」と呼ばれている厚生労働省が職場のトラブルに関するご相談や、解決のための情報提供を行っている場所です。
解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。
専門の相談員と直接面談もしくは電話面談をすることができます。
予約も不要で費用も一切かかりません。
総合労働相談コーナーは各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内などの379か所に設置しているので住んでいる場所の最寄りの相談コーナーに連絡してみて下さい。
詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください。
こころの耳
2つ目は厚生労働省が運営している「こころの耳」というホームページです。
このホームページには心を良好な状態にするためのケア方法やストレスチェック方法について詳しい解説があります。
またつらい時に電話やメールで相談することができる
- 働く人の「こころの耳電話相談」
- 働く人の「こころの耳メール相談」
サービスがあります。
所定の訓練を受けた産業カウンセラー等の「こころの耳相談員」に無料で相談することができます。
- こころの悩み
- 人間関係の悩み
- 仕事の悩み
- 長時間労働による健康への影響
等、気軽に相談することができます。
詳しくはこちらの公式ホームページをご覧ください。
心が壊れる前に辞めるのも1つの手段
心が壊れてしまうと人生は大変つらいものになります。
常に仕事のことでビクビクして、不安な状態が続き、夜も満足に眠れない。
こんな状態には絶対になってはいけません。
仕事を頑張ることは大切とは思いますが「心が壊れるまで働く」必要はありません。
心がしんどくてどうしようもない場合は仕事を辞めるという選択肢をとってもいいです。
転職する
今の職場や仕事内容がつらい場合は転職して環境を変える方法があります。
転職するのって大変と思われているイメージがある人も多いですが今は誰しもが簡単に転職できる時代となりました。
そのため「転職は難しいもの」というイメージは取っ払いましょう。
転職方法としてオススメしているのは転職エージェントを使った転職です。
転職エージェントとは人を採用したいと思っている会社と転職したいと考えている人をマッチング(仲介)する会社のことです。
全て無料で使うことができ転職希望者にとってはメリットしかないサービスです。
まだ利用したことがない方は今の仕事の悩みを相談してみてもいいと思います。
キャリアアドバイザーという方があなたの悩みを聞いてくれその解決方法をアドバイスしてくれます。
詳しくはこちらの記事も読んでみて下さい。
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