私は機械設計の仕事をしています。
機械設計という仕事は一日中パソコンの前で画面見ながらを図面を描く仕事です。
画面に絵を描く必要があるのでキーボードで文字を打つ動作よりもマウスを使う動作が多いのがこの仕事の特徴です。
私は機械設計の仕事を始めてから2年目の時に手首と前腕に違和感を覚えました。
最初はただ疲れているだけだと思い家でマッサージをしたり湯船に長めに浸かってみましたが日に日に痛みは増していくばかり。
病院には行きませんでしたが恐らく腱鞘炎でした。
様々な方法を試す中で私がたどり着いた答えは「トラックボールマウスを使用する」ことです。
今回の記事では私が行った腱鞘炎対策についてとその効果についてお話ししていきます。
毎日8時間以上マウスを握り腱鞘炎に
私の仕事は機械設計です。
この仕事はパソコンの前で図面を描くのが主な仕事内容です。
一日中座りっぱなしでトイレと昼食以外は席にいる事も少なくありません。
図面を描く作業はCADと呼ばれるパソコンのソフトを使って行います。
キーボードも使用しますがマウスの方が使用頻度は高いです。
私の場合はほぼマウスを持ち続けて作業しています。
そうすると右手の特に手首と前腕部分に痛みがでてきました。
朝は痛みはでないのですが夕方から夜にかけて動かす事がしんどくなるくらいに痛みが強くでる日も。
流石に腕が痛いから今日は早退しますという事もできなかったのでしんどくなったら何度もストレッチをしたり姿勢を変えてみたり、他の事務仕事をしたりもしました。
姿勢を変えてみたけど効果なし
痛みが治まらなかったので私は「腱鞘炎 マウス」でググってみました。すると多くのサイトで姿勢が悪いから腱鞘炎になると書いてありました。
サイトに書いてある通りに胸を張って背筋を伸ばし、マウスは体になれべく近づけて使用してみました。
最初の内は「ちょっと腕が楽になったかも」と感じましたがすぐにまた痛みが。
姿勢を正しくしても私の場合は腕の負担が軽くなる事はありませんでした。
マウス用のリストレストを使ってみた
次に試した方法がマウス用のリストレストの使用でした。
リストレストとは手首が机に当たる衝撃を和らげて机からの圧迫を低減させるアイテムです。
これをアマゾンで購入し使用してみました。
たしかに手首の痛みはかなり和らぎました。
しかしマウスを動かす必要には変わりがありません。
動かす為にリストレストは邪魔でしょうがなく、それが逆に腕に負担を掛けている感じがありました。
同僚の中にはリストレストを気に入っていてこれで腱鞘炎が収まったという方が何名かいらっしゃったので効果がある人にはあると思います。
しかし私には効果がありませんでした。
トラックボールマウスで腱鞘炎解決
姿勢を変えても変化なし、リストレストを使っても効果が見られなかった私はトラックボールマウスを使用してみる事にしました。
トラックボールマウスとは通常カーソルの移動はマウスの実際の移動で行いますがそれを親指の下にあるトラックボールを回して動かすマウスです。
このマウスの良さは2点あります。
1点目は親指でトラックボールを触るだけでマウスポイントが移動するので腕を一切動かす必要がないという事です。
腕を動かす必要がないので前腕の負担が全くなくなります。
いつもは仕事が終わると前腕の筋肉がガチガチに緊張していましたがそれがなくなりました。
もう1つの良さはマウスが大きいので手を握らずにマウスが持てる点です。
通常のマウスであれば私の手だとかなり小さく握らなければならず、それが筋肉を緊張させる原因になっていました。
それが私の使用しているロジクール トラックボールマウスだとマウス自体が大きいので握り込むというよりは包む感じで力をいれずにマウスを持てる点が非常に良いです。
このマウスを使用してから1年程経過していますが腱鞘炎はでていません。
残業続きで体がしんどい時も以前の様に腕がガチガチでしんどいという思いはしなくなりました。
家のマウスもトラックボールマウスに変えるくらい今では普通のマウスは考えられません。
私が買ったトラックボールマウスはトラックボールマウスの中でも高価な部類です。
1万円以上する為、購入には勇気がいると思いますが私はこの買い物に全く後悔はしていません。
腕が痛くならず仕事に集中できる幸せが1万円で買えるのであれば。
しかし流石にこれは高いぞと思われている方はもう少し安いトラックボールマウスもあります。
こちらの記事で4千円から1万円で買えるトラックボールマウスを紹介しています。