FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で日本語でイメージすると会社員からの経済的早期リタイアです。
早期リタイアは会社員にとって魅力的に映りますが「所得が高いスーパーサラリーマンしか無理なんじゃない」と思う人が多いと思います。
でも私は今回紹介する2冊の本「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」と「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」を読んで普通のサラリーマンでも決して不可能ではないことが分かりました。
まだ投資を初めてない人やFIRE(経済的早期リタイア)なんて私には無理と思っている人に今すぐ読んで欲しいです。
給料の8割を投資してFIREを達成した日本人サラーリマン
「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」の著者である穂高 唯希さんは30歳で勤めていた会社を退職しFIREを達成しました。
著者がFIREを達成した方法は「給料の8割とボーナス全額」を投資に回すというやり方でした。
投資先はギャンブル性が高いFXや多大な資金が必要な不動産投資でもなく米国や日本などの高配当株や連続配当株です。
このやり方はサラーリマンをしている方にとって向いているやり方で再現性もあると著者は本の中で繰り返し述べています。
そしてサラーリマンがFIREを達成ために必要なことは2つあると言っています。
- 給与の大部分を投資に回す
- 支出の最適化(節約)
すごくシンプルなやり方ですがこれを究極にこなせば早期リタイアも不可能ではないんだなと思いました。
私がこの本の中で面白いと思った1つに著者が紹介している支出最適化15選があります。
この一部を抜粋します。
- ペットポトル飲料を買わず水筒持参
- 書籍は図書館利用
出典:本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
私は会社で1日1本コーヒを買っていましたがこの本を読んでから買う習慣を止めました。
なぜならコーヒーを買うお金は年単位で換算すると数万円になりこれを投資に回せば将来もっと大きな額になると分かったからです。
書籍の図書館利用も目から鱗でした。
私は読みたいなと思った本はすぐにアマゾンで購入してしまいますがこれも年単位で見ると数十万円とバカにできないような額です。
これも投資に回せるお金なので少しでも安く本が読めるような努力は実施すべきだと考えさせられました。
本を安く(もしくは無料で)購入する方法はこのようなものがあります。
- 図書館を利用する
- メルカリやヤフオクで安く買う
- アマゾンの中古品を購入する
- 200万冊以上が読み放題のアマゾンのKindle Unlimitedを利用する
- Amazon オーディオブックAudibleの無料体験を利用する
支出の最適化はFIRE達成には必須なので皆さんもチャレンジしてみて下さい。
[box06 title=”あわせて読みたい”]【機械設計のおすすめ本紹介】実務で役に立つ参考書[/box06]収入を増やそうと思った時に読むFIRE本
「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」は銀行口座残高2.26ドルの青年が5年で純資産125万ドルを達成した実体験に基づくFIRE実現方法本です。
FIREを達成するための考え方と具体的な実践方法を約500ページにわたって紹介してくれています。
この中で私が面白いなと思ったのは「サラーリマンの収入の増やし方」に関する記述です。
日本ではサラーリマンが収入をあげる方法で真っ先にあがるのが転職ですが著書では転職はもちろん、現在の会社との賃金交渉方法や福利厚生の要求方法について書いています。
福利厚生を最大限に生かそう。~中略~。ほぼ全ての福利厚生は、利用する価値のあるものだ。HSA、FSA、確定拠出年金、継続学習、様々な種類の保険、リモートワークなどの機会を調べよう。既存の福利厚生の中身で満足できない場合は、より充実したものにできないか交渉してみよう。福利厚生を最大限活用しないのは、もらえるお金に手をつけないようなものだ。
出典:FIRE 最速で経済的自立を実現する方法
日本人は日常的に「交渉する」、「要求する」といった習慣がないのでこんな方法があるんだと気づきがある人は多いと思います。
また日本でも最近話題の副業に関するアドバイスも充実しています。
何をどのような考え方でやったらいいかを具体的にアドバイスしているので自分が副業を始める上で参考になります。
副業を始めるなら以下のお仕事マッチングサイトを利用するのがいいでしょう。
[box06 title=”あわせて読みたい”]機械設計者が会社から独立してフリーランスになる方法|現役フリーランスをまとめてみた|[/box06]
これから投資しようと思った方へ
今回紹介した本を読んでみて投資を始めよう思った方はまずは少額でインデックスファンドにチャレンジしてみることをオススメします。
インデックスファンドは投資の中ではリスクとリターンのバランスが良く、初心者にオススメのやり方です。
今は国が推奨しているNISAや積立NISAを使用すれば通常約20%かかる税金が非課税になります。
高配当株や連続配当株はインデックスファンドに比べるとリスクは高まるのでまずはインデックスファンドから初めてみてはいかかでしょうか。
インデックスファンドを始めるためには証券会社の口座を開設する必要があります。
自分が利用している銀行でも証券口座を開設することはできます。
しかし今はパソコンやスマホから24時間、自分の口座情報を確認できるネット証券を使う方がお得なことが多いです。
「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」の中でもオススメしている次の3つのネット証券会社のどれかで口座を開設するのが簡単なやり方です。
どの証券会社も手数料が低く評判が高いのでお好きな会社で口座を開設しインデックスファンドを購入してみましょう。